5/22 exam reports

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みなさんこんばんは。

ロンドンからインペリアルバレエ試験のレポートフォームが届きました!

思っていたよりも少し早く届きました。明日からみんなにお渡ししますね。

 

先週、みんなの様子を見て感じたことなのですが、

「合格した」ことよりも、

「どのような評価を得たのか(何点だったのか)」ということを気にしている人が多かったようです。

それは、みんなが少しずつ試験に対して(バレエに対して) 詳しくなってきている証拠ですし、取り組む姿勢が変わってきた証拠です。

そんなみんなの成長ぶりがちょこっと垣間見える瞬間が、私は何よりも嬉しいです。

本場イギリスの先生方から、Distinction Merit Pass という評価を気にするよりも、点数を重要視しなくてはいけないよ、と教えていただきました。私もそう思います。

たった1点足りないがために、Meritになることもあれば、その逆もあります。

79点のMeritと、80点のDistinction 、これはもう限りなく差がありませんね。

けれど、80点のdistinction と90点のdistinction は全くの別物です。

ましてや80点と100点(100点満点を頂ける人は殆どいません) では、20点にもなる大きな差があるのです。

そしてここに、年齢とレッスン歴やレッスン量、受けたグレードレベルを加えて考察してみてください。

非常に感慨深いです。

人の結果と自分の結果を比べてもなにも始まりませんね。試験に取り組むことで、自分の内側へ集中出来るようになってくれればとても嬉しいです。

芸術的な活動とは本来、このような努力や、懸命な作業の先に開かれているものだと思います。

レポートフォームを受け取ったら、合計点数だけを見て満足するのではなく、本当に隅から隅までをよく見てくださいね。

すべての項目が重要なことに変わりないのですが、

私が個人的に重要視するのは、Artistry Set dance/variation Musicality といった項目です。

実技最終グレードのアドヴァンスド2の試験を受けた時、Distinctionをいただきました。私はそれよりも、setdance/variationの項目に満点をいただけたことのほうが嬉しく、励みになりました。その試験の直後に、試験官の先生から「Yuki カンパニーで踊っていないのか? 信じられない!  今すぐ ISTDの教師になったらどうだ?」とお声をかけていただいたのでした。

そして

現在に至るわけです。

当時はとても毎日が目まぐるしく、バタバタとしていたので、今のようになるとは考えていなかったけれど、振り返って考えると、なるべくしてこの組織の教師になっているような気がします。

実際に、同時期にヨーロッパの他の教師協会からのお誘いも頂いておりました。それらはISTD に比べると、試験内容がもっと簡単だったり、すぐに試験開催が出来たり、、、と、日本人の私にとってやり易い組織もありました。

ですが、私にはISTDインペリアルバレエの品格、シラバスの構成、美しい音楽、そして子どもたちを温かく育む雰囲気がとても印象的でした。ISTDが発行する資格は、英国政府が定めている資格フレームワークに準じ、100年以上もの歴史ある国際資格であることが、何よりも決定的でしたね。 

長々と話してしまいましたね、

続きは、またいつか話します!(笑)

では、みんな、レポートフォームをよく見て今後に役立ててくださいね!